日本人の移住先としてこの20年近く人気No.1を誇る国マレーシア。
なぜなんだ。どうしてなんだ。
その魅力を探る旅に出発したのは今を遡ること10年前の2015年2月。
我々ポンコツ夫婦、当時高校生の息子を道連れにマレーシア訪問。
9日間の旅をタイムマシ~ン!
ビーチはペテン師の巣窟
5日目、クアラルンプールと一旦お別れ。
「東洋の真珠」と呼ばれる観光地ペナン島(地元民はピーナンと発音)に国内線で向かいます。
北部のリゾート地バトゥ・フェリンギのホテルにタクシーで直行、午後3時過ぎに到着。
目の前のビーチでゆったり過ごそうとの想いは脆くも崩れ去ります。
大量の客引きが手ぐすね引いてカモを待ち構える!
次々と馴れ馴れしく近寄ってきては「パラセーリングしないかジェットスキー楽しいぞモンキービーチに行かないか」とウルサイのなんの。
ビーチ沿いに絶妙な間隔を空けて立っており、波打ち際を散歩すると数分おきに絡まれます。
マーキングの跡こそ見当たりませんが、各自の縄張りでもあるのでしょうか。
「着いたばかりで疲れてるから明日な」とテキトーにあしらいますが正直ウザい。
そそくさと退散してホテルのプールでのんびり。
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屋台街はペテン師の巣窟
オサレ照明が輝くホテルを出て近くのホーカーセンター(フードコート)に夕食に出かけます。
路上には土産物や衣料品、アクセサリーなどを売る屋台がビッシリ並ぶ夜市が出現しています。
お店の客引きからひっきりなしに勧誘の声が。

はろぉ~、まいふれーんど!
Tシャツお買い得よ、100でどう?
関西人をナメんなよ。
初対面で友達呼ばわりされてスイッチON!
100リンギットは当時3,300円ほど。

100円は安いな。買うわ。

まいふれーんど、冗談キツいねぇ
50リンギットに負けるよ

アホ言え。10なら買ったる

おぅまいふれーんど、また今度ねぇ
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ホテルはペテン師の巣窟
大量の観光客と客引きでごった返す屋台街を冷やかしてホテルに帰ってきました。
フロントから部屋に戻る道すがら、エレベーター内と外廊下で次々と従業員に声を掛けられます。

ようこそお客様
モンキービーチに興味ありますか?
ビーチでも訊かれたな。キックバック大と見た。
関西人をナメんなよ。
従業員の小遣い稼ぎ相手と思われてスイッチON!

何それ?知らん。どこにあるん?

ボートで10~15分のところです
チケットお安くしますよぉ

サルは日本にもおるし興味ないわ

分かりました
行きたくなったらお声掛けください
さすがに客引きの馴れ馴れしさはありませんが、ほんの僅かな時間で2度も誘われるとは。
日本のホテルで従業員が客相手に小遣い稼ぎしてるのが見つかったら・・・クビかな?
ビーチに道端にホテル内にと観光客のおサイフを虎視眈々と狙う小悪党の群れ。
しかしみんな活気に溢れて明るいのであまりイヤな感じはしません。(ビーチの客引きはウザいけど)
なんならコンプライアンスにポリコレにとギスギス閉塞感漂う現代日本こそ彼らを見習って、大らかだった昭和あたりに戻った方がうまく行くかもネ。
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