関西人の私(離れて30年以上経ちますが)にとって、東北は縁遠くて訪れる機会の滅多にない地方。
死ぬまでにその魅力を堪能しておこうと思い立ち、1年毎に各県を順に巡る旅をしています。
青森、秋田と来れば次はそう、岩手県。
2021年夏。
4日間の旅を振り返ります。
名勝・天然記念物・史跡
東北新幹線はやぶさ号で一関駅に向かい、駅前でレンタカーをゲットします。
真っ先に向かうは厳美渓(げんびけい)。
国の名勝および天然記念物に指定されています。
一関駅からクルマで20分の距離にある渓谷で、険しい崖の上のポニョ遊歩道から磐井川の流れを楽しめるとのこと。
天候は我らポンコツ夫婦恒例のドン曇りなれど、ここ数日は降雨がなかったのか水量はチョッチ淋しい。
3か所に架かる橋を行き来しながら川の両岸を気持ちよくお散歩して岩手旅のウォーミング・アップ完了。
次に目指すは達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)。
クルマで5分。
こちらは国の史跡に指定されています。
驚くべきことに1200年以上も前の西暦801年に征夷大将軍の坂上田村麻呂が建立したそうです。
左右どちらから見てもお堂が崖に食い込んどる。
食い込み系の建物としては鳥取県の国宝・投入堂が有名ですが、こちらも負けていません。
近づいてみましょう。
スゴい迫力ですが、岩の形に沿って壁を型取りするなど意外と丁寧な作り。
雨漏りなんかはスゴそうですがね・・・
お堂のそばの崖を見上げると、「岩面大佛」なるそのまんまな名前の顔面大仏が拝めます。
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特別史跡/名勝・世界遺産・重要文化財
お次はクルマで10分の毛越寺(もうつうじ)。
さらに2011年には
「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」
の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。
ドン曇りの中、まずはお庭拝見。
「浄土庭園」という名だそうで確かに極楽浄土っぽいです。(知らんけど)
ちなみに本堂はこんな感じ。
どんどん行きますよ。
これまた近いのね。クルマで5分。
こちら先述の通り世界遺産です。
西暦850年に比叡山延暦寺の高僧・慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が建立したんですって。
まずは本堂と重要文化財の能楽殿。
期待の金色堂は堂内撮影禁止 orz
しゃあない。
私の守り神であるワンちゃん神社にお参りしてこの地を去ります。
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花巻温泉に投宿
中尊寺を発ってクルマで北上1時間足らず、本日のお宿がある花巻温泉に到着。
いやあ濃ゆい1日でした。
岩手県スゴいな。
平泉の至近距離に名勝・特別名勝、史跡・特別史跡、天然記念物、重要文化財に世界遺産とお宝大渋滞。
もうお腹いっぱいですが食事は別腹。
豪華な夕食膳の中央、前菜の真ん中あたりから視線を感じます。
つぶらな瞳で私を見つめる何かがいる!
なんやコイツ。
(どばんくんではありません。)
サワガニ?どうやって食べるんや?
などと躊躇しているうちにサワサワと脱走したかと思ったら、武器を持って襲ってきました。
(言わんでも分かると思うけどウソですよ)
岩手県をクルマと電車で巡る旅② 近日公開
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