長い間サラリーマンをやっていると謎のカタカナ語・アルファベット語に遭遇することが多々あります。
私は日本語が大好きなので、これらの言葉を聞くと何とも居心地が悪くなります。
中には正しい意味を知らずに雰囲気だけで使っている人もいるので、きちんと整理しておきましょう。
【注】ジョークです。
アセット
冷や汗と脂汗でグチョグチョな状態
汗を意味するカタカナ「アセ」と英語”sweat“(スウェット)を組み合わせた造語
客先でのプレゼンや自社経営陣への報告など、デキるビジネスパーソンには極度の緊張を強いられる場面が多いもの
シモの方はアテンドやパーパスが心強い味方となるが、上半身や顔に噴出する汗の対策は至難の業
そこで製薬会社や衣類メーカーは汗の抑制/吸収/脱臭技術の開発にしのぎを削っている
開発成功の暁にはその企業にとってウハウハ儲かる大いなる資産・財産となることは確実
なお、九州・博多地方では「アセット?」と語尾を上げると「あなた焦っているの?」との質問に
焦っているときは大量の汗をかいているものであり、博多弁の汎用性の高さが伺える
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シュリンク
エビによく似た外見のポケモン
名前の由来は英語”shrimp“だが、”shrink“と間違われることも多い
エビ型ポケモン界の覇権をエビデンスと争っている
闘争に敗れれば勢力縮小は明らかであり、この瞬間も両者の間で仁義なき闘いが繰り広げられている
敵方にはカニザンス・ソーナンス・ガバナンスの強力な援軍が控え、シュリンクはどうやら委縮ぎみ
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スクリーニング
素クリーニングをカッコよくカタカナ表記したもので、水洗いだけのクリーニングのこと
何の具も入っていない素っ気ないうどんを素うどんと呼ぶことにあやかって清貧サラリーマンが命名
日々ストレスに晒され「アセット?」と心配されるビジネスパーソンにとって、汗のタップリ沁み込んだシャツやスーツのクリーニング代は頭痛のタネ
インフレ・増税・給料上がらずのトリプルパンチに見舞われて苦しむ中、クリーニングにかける費用は少しでも抑えたいところである
スクリーニングはそこに登場した給与窮余の策
大量の汗まみれシャツをふるいにかけ、汚れが落ちやすい、臭いが残りにくい等の条件に合うものを選択して洗濯(水洗い)するので画期的に経済的
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ニッチ
にっちもさっちも行かない
コスパ、リスケなどと何でも省略するタイパ重視のご時世に合わせて「もさっちも行かない」が消え失せ、「にっち」がカタカナに退化
現場を知らない企業のお偉方はお気軽に新規事業だ隙間市場だブルーオーシャンだと夢見る夢子ちゃんのような浮ついたことばを並べて社員を煽りがち
「事業は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」と上司に吠える度胸もないヘッポコサラリーマンは、だからといって妙案が浮かぶ訳でもなく行き詰って途方に暮れるのがニッチオチ
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ノウハウ
あたま大丈夫?/アタオカ?を意味する隠語
コスパ、リスケなどと何でも省略するタイパ重視のご時世に合わせて「あたま」が「脳」に変化してカタカナ化、「大丈夫/おかしい」が英語”how“(どんな具合)に変化
混迷を深める社会の要請に応えて技術は凄まじいスピードで細分化・先鋭化しており、専門知識・技術やその蓄積といえども秒で陳腐化する時代である
博士だ教授だ専門家だとイキっていた輩は活躍の場をなくして理性を失いつつある
そんな彼らに「ノウハウ?」と話しかけてごらんなさい
宇宙からのメッセージかよ?と疑いたくなる謎の専門用語をうわ言のように呟き続けることでしょう
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ノマド
野窓をカッコよくカタカナ表記したもの
都心の超高層ビルに勤務するエリート・ビジネスパーソンが目にする窓の外の景色はとなりのビル、どんより曇り空、映画『天国と地獄』を地で行く下町オンボロ家屋の屋根くらい
そんな彼らにとって、緑あふれる草原や長い髪をなびかせ駆ける少女といった田舎の掘っ立て小屋の窓から見えるありふれた光景は羨望の的
今日も今日とて上司の目を盗んでは自席を抜け出し、給湯室の片隅で缶コーヒーを片手に同僚と見果てぬ夢を語り合う
「あぁ、俺もいつかこんなオフィスに縛られない自由な働き方してぇなぁ」
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