20世紀3大巨匠の一人と謳われる建築家ル・コルビュジエの代表作を4回にわたるシリーズでお送りします。
第1回はサヴォア邸。
フランスのパリ郊外にひっそりと佇むモダン住宅の先駆けともいえる名作です。
訪問記
ル・コルビュジエは近代建築の五原則を提唱、サヴォア邸はその理念を実現した最高傑作とのこと。
その5原則を順に見てみましょう。
1.ピロティ
なんとも開放的な1階ですね。
ここは車寄せになっていて、奥から入ってきた車がグルリと周って出ていくようになっています。
現在計画中の私の終の棲家、土地は狭いし地震が怖いので、壁に囲まれたビルトインガレージを採用しています。
2.屋上庭園
一気に建物の屋上に行きましょう。
ここでビールやワイン片手に読書なんて最高ですね。
現在計画中の私の終の棲家、こんな贅沢はできませんがネコの額程度の屋上庭園を採用しています。
3.自由な平面
柱と梁で構成されていて、内部に間仕切り壁がなく部屋の可変性が高いということですかね。
古い日本家屋と同じ考え方?
現在計画中の私の終の棲家、2階は間仕切りがありませんので自由な平面を採用していると言えるでしょう。
4.自由な立面
同様に柱と梁で構成されていて、構造壁の制約を受けずに開放的なデザインができるということですかね。
現在計画中の私の終の棲家、やはり地震が怖いので建物全周ほぼ全て壁です。
5.水平連続窓
上の写真の通り、2階はほぼ横長の窓や開口で占められています。
郊外の自然豊かな土地ですから、見晴らし良く開放的な生活となることでしょう。
現在計画中の私の終の棲家、狭小地でとなり近所の視線が気になるので窓は必要最小限しかありません。
という訳であたしん家、近代建築の五原則のうち屋上庭園と自由な平面の2つだけ採用。
どうやら近代的とは言えない家になりそうです。
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基本情報
サヴォア邸(Villa Savoye)
設計:ル・コルビュジエ(Le Corbusier)
竣工:1931年
場所:フランス ポワシー(Poissy, France)
訪問:2019年8月
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