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蕎麦を正しく食すための流儀と作法~関東と関西の食文化ギャップ

日常生活
この記事は約3分で読めます。

讃岐うどんの話を書いていて、ふと蕎麦のことを思い出しました。

大阪から東京に東(あずま)下りして間もない昭和の終わり。

本日は、関西人なら誰もがうなずく(かもしれない)蕎麦にまつわる2つの衝撃体験について。

真っ黒なつゆ

なんじゃこりゃぁ!
大学に入学して間もない頃、リーズナブルな蕎麦屋で暖かい蕎麦を注文したときのことです。

目を疑いましたね。

麺が見えん。(韻を踏むため誇張)

今では至るところにうどん・蕎麦の大手チェーン店があり、日本各地の豊かな食文化を気軽に楽しむことができます。

しかしインターネットも存在しなかった三十余年前、関東と関西には大きな食文化の違いが厳然と横たわっていたのです。

恐るおそるひと口。
うう~ん、美味しいのかもしれないけど見た目のインパクトが強すぎて分からない。

視覚がこんなにも味覚に影響を及ぼすことを知った十八の夜。

【豆知識】参考:出雲そば本田屋HP
関東のそばつゆ:鰹節に濃口醤油を合わせる。しっかりと醤油が利いた濃厚な風味がポイント
関西のそばつゆ:鰹節と昆布でだしを取り薄口醤油で味付け。昆布のマイルド風味がポイント

蕎麦湯

大学の先輩に連れられて普通の蕎麦屋に入り、盛り蕎麦を注文したときのことです。

しばらくすると店員さんが「そばゆで~す」と急須のようなものを置いていきました。

なんやこれ?
初めて聞いた。初めて見た。

先輩に「これは何ですか」とカワユく問いかけると、「知らないのかい? 蕎麦を茹でた汁だよ。つゆを薄めて飲むのさ」とすまし顔。

からかわんとってください!
とっさに口を突いてしまいましたが、先輩は蕎麦食わぬ何食わぬ顔で実践します。

恐るおそる真似っこ。
うう~ん、美味しいのかもしれないけど余った茹で汁を飲むことのインパクトが強すぎて分からない。

先入観がこんなにも味覚に影響を及ぼすことを知った十九の夜。

【豆知識】参考:Kurashiru HP
蕎麦湯:蕎麦を茹でるときに流れ出す栄養分を無駄なく摂取するために飲むもの。風味を楽しむのもあり

まとめ

それにしても、蕎麦1つとっても気持ちよく頂くには色々と勉強が必要ですね。

50年以上生きてきてもまだまだこれからも新たな発見がありそうです。

日本の食文化ってホント奥が深い

こりゃ、まだまだ死ねないや。


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