同級生が将棋の才能を見せつけた日~幼少期の神童は将来の大棋士

日常生活
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走馬灯が暴走しておりまして、小学1年生の思い出まで溢れ出す始末。

もはや更地になった実に移り住む前の、そのまた前の居住地でのお話です。

懲りずにお付き合いくださいや奥さん、損はさせませんゼ。

ありえへん光景

京都府南部の新興住宅地に住んでいた私、小学校に入学して同じクラスの男の子と仲良くなります。

彼は将来、タイトルを取りまくって将棋界の頂点に上り詰め、日本将棋連盟会長を務める大棋士となるお人。

本日はそんな彼が将棋を始めて間もない頃、その姿を間近で見ていた私のアヤフヤな記憶。(妄想?)

個人情報保護などありますので、ここでは仮の名を「押尾くん」としておきます。

ご本人の弁によると、押尾くんが将棋を始めたのは小学1年生の時だそう。

「友達が小さな将棋盤を学校に持ってきたのがきっかけ」とのことです。
※出典 月刊公論 2020.7 「世界盤上に躍動する40の駒 奇跡的ゲームとの出会いに深い感謝を」

もしや私でしょうか。いや違うと思います。もしそうなら私、彼の恩人ですやん。

ある休日のことです。
押尾くんが近くの公民館に将棋を指しに行くというので、興味本位でついて行きました。

父に教わっておおまかなルールくらいは知っていたので。

てっきり同じ年頃の子どもたちが集まるのだと思っていた私は、そこで衝撃の光景を目にします。

待ち構えていたのはおじさんやおじいさん、つまりは立派なオトナたち。

彼らが4人一束になって、まるで麻雀でも始めるかのように4台の机で押尾くんを包囲します。

それぞれの机の上には麻雀牌ではなく将棋盤と駒

普通の小学生なら大のオトナ4人に取り囲まれたら怖くて泣きます。

しかし様子が違う。
押尾くんはクルクルと回転しながら次々と4人のオトナを相手にを動かしていく。

ほどなくして、みなさん押尾くんに負かされてしまいました。

でもなんだかみんな楽しそうです

「なんじゃこれはぁっ!」スゴいものを見ました。

大のオトナをバッタバッタとなぎ倒していく押尾くん、只者ではありません。

いや実際、将棋界リビング・レジェンドへと駆け上がっていくのですがね。

別れのときは突然に

そんな怪物も小学校ではごく普通の明るく楽しい少年。

休み時間にくすぐりっこやイタズラ・ちょっかいを仕掛けあう無邪気な関係でした。

2年生になるとき、生徒が増えすぎて教室に収まりきらなくなり、私は新しくできた学校に移ることに。

新興住宅地あるあるです。

これをキッカケに押尾くんとの仲はフェードアウトしていったように思います。

いまや押尾くん将棋界スーパースター、一方の私はしがないヤサグレ会社員。

人生とはかくも残酷なり。

押尾くん、万が一、否、億が一このブログを目にしたらくださ~い

私のことなんぞ記憶にないでしょうが。

いや待てよ、彼の人間離れした記憶力から考えてワンチャンあるかも。

「公民館での話は事実と異なります。君の妄想ですよ」なんて冷静に指摘されたりして。


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