遠路はるばる、きれいさっぱり更地になった実家を目視確認してきました。
すると不思議なことに、子どもの頃の思い出が走馬灯のように脳内を駆け巡るではないですか。(死ぬんかな)
そんな中で、小学5年生の時のとっておきの思い出を披露しましょう。
この地に引っ越してきたのはその2年後ですが、まあ誤差誤差。
伝説のちびっ子DJ
当時私たち悪ガキ4人組は小学校の放送委員を務めていました。
夕方5時になるとドヴォルザーク「新世界より」第2楽章「家路」を流して「最終下校の時間です。校内に残っている生徒は直ちに片付けをして帰りましょう」なんぞとアナウンスする、アレです。
最近の小学校でもやってるんかな?
そんな放送委員の大事なお役目。
昼休みになると給食をみんなより先に食べ終えて放送室に向かい、いざ生放送開始。
マイクを握りしめて「お昼の放送を始めます」と宣言し、放送室にある地味なレコードの曲を流します。
いわゆるディスクジョッキー、ちびっ子DJですね。
ある日、悪友が自宅から1枚のシングルレコードを持参。
「これかけようやぁ!」もちろん全員大賛成。
レコードをターンテーブルにセットして準備完了。
マイクを握りしめて「次の曲です。曲名は言いません。当ててください」と宣言し、レコードに針を落とします。
数分後、顔とおデコと頭頂部を真っ赤にした教頭先生が放送室に怒鳴り込んで来ました!
もの凄い剣幕です。
お前ら何をやっとるんやぁ!
1、2年の子らが給食そっちのけで踊りまくっとるやないかぃ!
放送禁止を食らった世紀の名曲
さすがの悪ガキ4人組もここは平身低頭ごめんなさいもうしません反省してます、と心にもないセリフで謝り倒します。
ふぅ~なんとかその場を切り抜けました。
が、心の中ではしてやったり、修羅場となった教室を想像してニヤニヤ笑いが止まりません。
教頭を激怒させた曲は「ヒゲダンスのテーマ」、略して「ヒゲダン」というのは嘘です。
Official髭男dismは当時まだ影も形もありません生まれてません。
本当は「「ヒゲ」のテーマ」というそうです。いま初めて知りました。
あの悪名高い伝説のお下劣番組(褒めてます)「8時だョ!全員集合」で一世を風靡しました。
志村けんと加藤茶が付け髭に燕尾服の格好でダンスを踊りながら大道芸を繰り広げるコントのバックに流れます。
40年以上経った今でも脳裏に鮮明に焼き付いて離れない名曲中の名曲。
当時の小学生はおろか老若男女みな夢中になったと言っても過言ではないのだ!
(知りたい人は自力で検索してね。)
激オコ教頭にコッテリ絞られた悪ガキ4人組、その後しばらく校内で生徒達から英雄扱いを受けたのは言うまでもありません。
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